aquante-title

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[肥料の考察] 多量必須元素について

 
何故、窒素が不足すると黄化するか等を、知らない方もいると思います。
 
 
今回は、植物必須16元素のうち、9種の多量必須元素についてまとめました。
 
 


 
■窒素(N)
NO3よりアミノ酸を作りタンパク質を生成。
葉緑素を筆頭に、アデニン・ビタミン・核酸の構成成分でもある。 
植物乾物中に1~5%含まれ、うち葉緑体に80%、タンパク質に16%分配されている。


過剰にあると軟弱可し、耐病性も減ってしまう。
しかし、不足しても成長が大幅に阻害される。

【欠乏症】 葉が黄化し下葉が枯れ、成長点の葉が小さくなる(矮小化)。 根の成長の鈍化。
【過剰症】 葉が暗緑化し虫冷害の抵抗性が減少。 ヒョロヒョロに徒長する。
 

■リン(P)
ATPを生成し、エネルギー代謝や各種物質の合成に使用。
また、核酸・核タンパク質・リン脂質などを構成する。
成長の多い植物はPの要求量が多く、流転しやすい為、欠乏症状は古い部位にでる。


(ATP:エネルギー保存・利用・移動に関する物質、通称:生体のエネルギー通貨)

日本土壌やソイルの原料である、火山灰土(黒ぼく土)にはアロフェンが含まれており、
アロフェンはリン結合性が高いので、リンを吸着する性質がある。

【欠乏症】 全体が暗緑化・赤紫化し、新芽やランナーの成長度が減少。 根の粗大化。
【過剰症】 一般的な過剰症はないが、亜鉛・鉄・マグネシウムの欠乏を助長する。


■カリウム(K)
光合成におけるATP合成と、タンパク質、炭水化物の移動を促進。
それにより浸透圧を調整し、根・茎の強化、寒暖や病虫に対する抵抗を高める。
更に、ATPに関わることで、低日照下における成長低下を緩和できる。


成長に関与するため、トリミング後の回復に効果がある。
また、カリウムが欠乏すると硝酸をタンパク質に還元できず、硝酸が異常蓄積する。

【欠乏症】 下葉から上葉へと白化し、葉にシワ・ねじれが生じる。
【過剰症】 一般的な過剰症はないが、鉄・マグネシウム・カルシウムの欠乏を助長する。





■カルシウム(Ca)
糖の移動に関わり、それにより葉の炭水化物の移動を補助している。
細胞の形状維持をするが、流転が少ないので新しい組織では欠乏しやすい。
数多くの酵素の活性剤として働いている。


ATPなどの光合成産物の流転を助け、
代謝時に生成される有機酸の中和をしている。

【欠乏症】 成長点の白化、根が粗大化し根腐れになる。
【過剰症】 リン・カリ・マグネシウムの欠乏を助長する。


■マグネシウム(Mg)
葉緑素を構成している為、不足すると葉が黄色になり、光合成効率が減る。
燐酸の移動を補助するため、不足すると成長点が生育不良になる。
酵素反応の活性剤であり、脂質や炭水化物の代謝に関与している。


植物体内での移行性が高いため、欠乏症は古い組織に出やすい。
カリウム分が多いと、マグネシウム欠乏を起こしやすくなる。

【欠乏症】 葉脈を残し、下葉から上葉にかけて黄化を起こす。
【過剰症】 一般的な過剰障害はない。


■硫黄(S)
タンパク質の素となっており、原形質の構成と酵素の生成に直接関与している。
その為、欠乏すると窒素欠乏に似た症状を起こし、根の発達が悪くなる。
植物体内にリンと同量が含まれ、無機態で存在し酸化還元系に関わっている。


火山灰土(黒ぼく土)は硫黄も多く含まれており、古くなったソイルや、
ソイル中の鉄分が減少した場合に、硫化水素が発生する危険性がある。

【欠乏症】 窒素欠乏に似て、下葉が黄化し枯れていく。
【過剰症】 底床に老廃物が溜まった場合、硫化水素が発生し根に大きな障害を与える。




■水素(H):水から取り込まれる
■酸素(O):水から取り込まれる
■炭素(C):二酸化炭素から取り込まれる



多量元素についてはこんな感じです。
近いうちに微量元素についても書いていきたいと思います。

---


にほんブログ村 観賞魚ブログへ



にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ

テーマ : アクアリウム - ジャンル : ペット

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。