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[基礎記録]試薬の重要性

 
初心者の人に、とてもお勧めしたい道具があります。


その一つが、水質測定試薬。




試薬ズ


試薬というと、なんか難しそうで高いし、マニア向けっぽいから要らないや。
と、感じるひともいると思います、むしろ私もそうでした。


でも、実は。

よくわかってない時期ほど、試薬は重要です。


確かに、丈夫な生体を飼育すれば、いつの間にか水が出来上がってるケースもあります。
それを繰り返すことで、少しずつ水の出来上がる感覚を養う事も、できます。

でも、その間に生体に与えられる負担を考えると、いささか非効率です。

経験が浅いころに感覚に頼ると、水が出来上がったと思い込み、
亜硝酸(毒)まみれの水槽に生体を入れてしまう事故も発生します。


そこで、水作りに自信のない時期にこそ、試薬を使ってほしいのです。





試薬には様々な種類がありますが、その中でも最低限必要なのは。

・NH : アンモニア(アンモニウム)の濃度
・NO2 : 亜硝酸の濃度

・PH : 酸性かアルカリ性か

この三種類があれば、とりあえず水作りのデータを取ることができます。
バクテリアの仕組みについては、別の記事があるので、それを参考にしてください。

なお、硝酸塩の試薬もありますが、水作りの際はあまり必要ありません。
水が出来上がると、亜硝酸の検出が急に消えるので、そこで判別できます。





あとは、水が出来上がるまでの期間、出来るだけ水質の変化を記録していきます。

こうやって、試薬を使って自分の定規を意識の中に作っておけば、
しっかりとした感覚を、早いうちに作ることができます。

だいたい3個も水槽をつくれば、早い人なら感覚がわかってくるはずです。

具体的には、水槽が白くにごってきたりする期間(ニトロソモナスの増殖)などから、
大体のバクテリアの発生率を、相対的に割り出すことが出来ます。

その感覚を、数値としてよりはっきりさせる為の、試薬なんです。

また、バクテリアの発生率は、環境(底床の性質や、周囲の大気も含む)によって変わります。
よって、ネットや書籍の情報とは、少しですが必ず誤差が生じると考えていいでしょう。

また、水槽内でなにかしらのトラブルがあった場合は、水質に大きな変化がある場合が多く、
その時にも、試薬の結果は一つの指標になり、誰かに質問する際の参考データにもなります。





三個も水槽つくらないよ、とか、2.3個水槽作れば試薬なくても分かるよ。
って人もいると思います、趣味ですし感覚は人それぞれなんで、もっともな意見です。


なので、あくまで "オススメ" です。


私自身は、心配性 & 感覚が鈍いほうなんで、未だに試薬のお世話になってます (´ω ` ; )
やっぱり、生物を扱っている以上、その存在を蔑ろにはできません。

ちなみに、テトラの試験紙は誤差が大きい、期限切れが激しいなどの話も聞きますし、
PHメーターの多くは校正が必要になったり、液体試薬も効果期限があったりします。


なので、試薬に頼りきるのではなく、自分の感覚も大事にしてください。


まあ、要はやっぱりバランスです (*´ω`*)



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[基礎記録] ろ過バクテリア (好気性)

この記事では、生物ろ過の一端を担う、ろ過バクテリアについて書きます。

水質を維持する上で、ろ過バクテリアは重要。
生きている限り、特定の有害物質を無害化してくれるのです。

有害物質とは ”アンモニウムイオン(NH4+)” のことで、
これらは魚の排泄物や、餌、肥料から発生します。


しかもPH7以上で、毒性の強い ”アンモニア(NH3)” になり、非常にヤバイ。


そこで、ろ過バクテリアの登場です。





アンモニア類を少し無害な亜硝酸に酸化してくれる亜硝酸菌(ニトロソモナス)

まだ危ない亜硝酸を更に酸化し、ほぼ無害な硝酸塩にしてくれる硝酸菌(ニトロバクター)

これらは硝化バクテリアと呼ばれ、自然界の浄化システムの根本を担っています。


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結果的に硝酸イオン(NO3) 水(H2O) 水素イオン(H+)が生成され、
また、水素イオン(H+)が増えることで、水が酸性へと傾いていきます。




■硝化菌 (従属性栄養細菌)
亜硝酸菌 (Nitrosomonas) : アンモニア類を酸化して亜硝酸を生成、1-2日1分裂。 PH5.5-8.0 / KH3-8
硝酸菌 (Nitrobacter) : 亜硝酸を酸化して硝酸塩を生成、2-3日1分裂。 PH6.0-8.0 / KH3-8

■硝酸菌 ニトロバクター の詳細
細胞の大きさ    :幅0.5~0.8μm、長1.0~2.0μm
形態による分類   :短桿菌(形が棒状や円筒状の細菌)
活力源による分類 :化学合成微生物
適温          :30~40℃
増殖速度       :有機栄養細菌に比べて、はるかに遅い。
世代交代時間    :適切な液体培養で約10時間、土壌中では30時間以上。
             (cf.大腸菌で約20分、酵母で約2時間)



■各物質の危険濃度

kiken-noudo



こんな感じで、バクテリアは水を綺麗にしてくれるわけなんですが。
どーやって、このバクテリアを導入するかというと……


水中にアンモニアがあると、空気から勝手に増えます。


コストフリーですよ、素晴らしい(*´ω`*) 。


ただ、硝化菌には様々な種類があり、地域ごとに微妙に違うので、
先に他のバクテリアがいたとしても、生存競争に負けて消滅します。

よって、市販のバクテリア剤は、定期的な添加が求められているのです。
(更に遊離性なので、ろ過装置に定着しない)

あとは、バクテリアの住処となるろ過装置を用意・稼動してやれば、増えますよ。
では、ちっと詳しく書いてみましょう。




【Step.1】

アンモニア類がないと発生しません。
なので、他の水槽から飼育水を持ってくるか、パイロットフィッシュを導入します。

飼育水は種水と呼ばれ、ろ過バクテリアとその餌であるアンモニア類を含みます。

パイロットフィッシュは、アンモニア類供給源なのですが、
最初は亜硝酸祭りになるので、それに耐えられる生体を選びます。

また、亜硝酸菌の発生量は、アンモニアの量に比例するので、上記併用が望ましいですね。



【Step.2】

3-5日ぐらいで亜硝酸が発生し、
5-7日でアンモニア類の検出がされなくなります。 (亜硝酸菌の数が足りる)

硝酸菌の発生量も、亜硝酸の量に比例しますが、
分裂速度が遅いので酸化が追いつかず、亜硝酸祭り

亜硝酸発生から、10-14日で亜硝酸の検出がされなくなります。 (硝酸菌の数が追いつく)

これで一応生物濾過が立ち上がった事になりますが、
初期(1年未満)のバクテリアは遊離性が強いので、注意が必要になります。
換水などで、バクテリアが減る可能性があります。




ろ過バクテリアの代表格、硝化菌についてはこんな感じです。

一番有害な物を、ワリと無害化してくれるシステム。

という、認識でいいと思います。
で、硝化サイクルの最後にでてきた。

硝酸イオン(NO3) 水(H2O) 水素イオン(H+)

は、どーすんの? って聞かれたら。
うん、水換えの出番ですね。

でも、できるだけ回数は減らしたいですよね。

しかも、自然界で水換えなんてナンセンスすぎます。
海の水が汚いから水換えしましょう、なんてできません。

なので、それはそれで、完全無害化 or 消費する方法があるんですよ。




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植物に栄養として吸収してもらう
脱窒細菌に、窒素として分解してもらう

ってのが、その方法です。

ここまでくると最終段階で、ちょ~と長くなるので、
別の記事でってことで~ヽ(*´ ω`)ノシ

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